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シャープの公式Twitterアカウントの炎上に見る企業のSNS広報戦略のリスクとその危険性について

シャープの公式アカウントである「シャープ製品」(@SHARP_ProductS)

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シャープの電子書籍端末「GALAPAGOS」についての情報を発信する目的で2010年に開設されたものでした。

twitter.com

もう一つの公式アカウントがあり、こちらの方が有名なようでした。

twitter.com

社内のさりげない様子などを定期的にツィートして4万フォロワーを超える人気アカウントだったが・・

ところが・・

任天堂の『ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン』をDisり・・

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炎上・・・

任天堂の「ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン」発表に関連して、「面白そうだけど…冷静に、私の思い出(年代的にボリュームゾーン世代より少しずれている事が大きい)を価値に換算していくと…」と、本体や収録タイトルの「主観的価値」を表にしてツイート。しかし、「スーパーマリオワールド」200円、「ファイアーエムブレム 紋章の謎」0円など、あまりにも辛口な値付けだったこともあり「なぜ公式アカウントで他社製品を値踏みするようなことを」と批判が殺到。その後ツイートを削除し、「不適切な発言をしてしまいました」と謝罪していました。

headlines.yahoo.co.jp

公式は謝罪するも

アカウントは運営停止に・・

やはり不用意なツィートが多すぎる?

個人的には企業の公式アカウントとして運営しているにもかかわらず、担当者の個人的なツィートや感想が多く、危なっかしい印象を抱いていました。やはりプレスリリースなど、公式発表にとどめるべきでは?と思いました。とりわけTwitterは炎上しやすい性質を持っているので、特に注意して運用すべきですよね。

シャープにとって、「任天堂」は古くからの取引先だったはずなのに・・

シャープと任天堂は関西にある企業ということもあり、ゲームボーイの液晶や基盤を納入するなど、古くから取引のある会社で、それなりに恩義もあったはずです。この担当者がそんな歴史を知っていた上で今回のツィートを行ったのかは知りませんが、恩を仇で売るような印象を持たれたのは否定できませんよね?

熱心な信者のいるプロダクトをDISるという炎上の典型的な例だった

インターネット上の炎上には法則があります。具体的には炎上を避けるために一番やってはいけないことは、「熱心な信者やファンのいる製品やサービス、あるいは人物に対して、突っ込みどころの多い非難・DISを行う」ということです。

今回のシャープの炎上はその典型例で、個人の主観と体験に基づいて、熱心な信者のいる任天堂の新製品をDISるという。

側から見れば、炎上を狙っているのでは?と疑われかねない事件でした。

シャープの内部統制の緩さが垣間見えた

数々の炎上事件から、多くの企業はSNSの運用に慎重になっています。したがって、多くの企業はプレスリリース・公式発表を拡散する程度の用途にしか利用していません。

しかし、シャープの場合は非常に緩いというか、SNSの運用リスクに対してあまりに無頓着に思えます。

結果として、長年育ててきたアカウントが運営停止に追い込まれ、同時に同社の信用が大きく毀損する結果となったわけですが・・

この内部統制の緩さが、シャープの経営危機に何かしらの影響を与えていたことは否定できないと思います。