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JR北海道の新型気動車 H100形 が電気式を採用した理由は何か? | キハ40の老朽化に加え、キハ283系の推進軸落下事故の教訓か?

来年2月に投入予定のJR北海道の新型気動車 H100形

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http://www.jrhokkaido.co.jp

最高速度100km/hで、JR北海道としては初の電気式を採用

http://www.jrhokkaido.co.jp/press/2017/170712-2.pdf

座席定員は減少する・・

あまり旅情は楽しめそうにないですね・・

座席の数が48人(キハ40)から36人に減少というのは残念です・・

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http://www.jrhokkaido.co.jp

これによって従来型のキハ40系を将来的に置き換える予定

ベースとなっているのはJR東日本のGV-E400系

構体は733系のものを流用?

詳細は不明ですがこうゆう発言があります。

ディーゼルエンジンの動力で発電機を回し、その電気でモーターを回転させる

これはかなり簡略化した説明ですが・・

一方で従来の液体式ディーゼルカーはディーゼルエンジンの動力を液体変速機を介して、推進軸と車輪に伝えます。

なぜ電気式を導入したのか?

石勝線特急列車脱線(火災)事故

考えられる原因の1つは2011年(平成23年)5月27日に発生した石勝線の特急の火災事故です。この事故を起こしたキハ283系気動車は液体式で、その構造の特徴の1つである推進軸が異常な振動によって脱落したことによって、いわゆる「棒高跳び」状態になって、脱線したものです。

2013年(平成25年)5月31日、運輸安全委員会は、車輪の剥離やへこみにより生じた異常な振動により部品が脱落したことが、事故の原因になったとする調査報告書を発表した[39]。4両目の車輪の踏面が長さ40センチメートルにわたって剥離し、4.5ミリメートルのへこみが生じたことにより、異常な振動が発生し、減速機を固定していた吊りピンが脱落。減速機が垂れ下がって枕木に衝突したり、その衝撃で推進軸など周辺の部品が脱落したことにより、脱線および火災を招いたと推定している。JR北海道は、運輸安全委員会の求めに応じ、再発防止策をまとめ、7月31日に委員会に提出した。また、車輪の異常摩耗が事故の原因となったことを受け、すり減った車輪を修正する在姿車輪旋盤の増設などの対策に取り組んでいる。

日本の鉄道事故 (2000年以降) - Wikipedia

電車との部品等の共通化によって、整備のコストを減らす狙い

また、ディーゼルカーの液体変速機は構造が複雑で、整備に手間とコストがかかることで知られています。しかし電気式では直接ディーゼルエンジンで発電機を回転させるため、液体変速機を廃することができます。あとは発電した電気で普通の電車と同じ仕組みで車両を動かすことができるために、部品を共通化でき、大幅に整備の手間とコストを低減させることが可能になります。

JR各社では電気式ディーゼルカーの導入が相次いでいる

JR貨物の電気式ディーゼル機関車「DD200型」

すでにDF200などの電気式ディーゼル機関車が投入済みですが、こちらは比較的小型のタイプで、DE10を置き換える目的です。

JR東日本の「GV-E400系」

こちらもやはりキハ40の置き換え用です。

男鹿線や羽越線など、東北地区での導入を予定しています。

やはり部品の共通化や整備の手間を減らすメリットが大きい?

電気式気動車は構造が簡単になり、電車と設備や部品を共通化させるメリットが大きいのでしょう。これから投入されるディーゼルカーはますます電気式が増えそうですね。