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格安で東京から山梨に移動できる! | 青春18きっぷで ホリデー快速 ビューやまなし に乗ってきたので混雑や注意点などについていろいろと書く

ホリデー快速ビューやまなしに乗ってきた

ホリデー快速ビューやまなしは特別料金が不要なのに東京の新宿駅から山梨県の観光地である小渕沢駅までを直通する臨時快速列車、運転日は限定されているけど非常にお得な電車だったので紹介したいと思います。

新宿駅12番線ホームから9:02に出発

新宿駅の12番線ホーム、普段は快速列車が発着するホームだが休日は山梨方面の臨時快速列車が続々と発車する。

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そして、山梨方面への観光アクセスに便利なホリデー快速の「ビューやまなし」号の今年の運転が開始した。

ぶどう狩りやワイナリー巡りなどの山梨観光に便利

この列車は臨時列車扱いで、毎年春から秋の観光シーズンの土休日を中心に運転される。途中、東京都内の主要駅で観光客を拾った後に富士山方面への乗り換え駅である大月を初め、ぶどう狩りやワイナリーが点在する勝沼ぶどう郷と塩山、石和温泉や甲府などの観光拠点となる駅に停車した後、野辺山高原・清里方面に向かう小海線への乗り換え駅である終点・小渕沢に到着する。

料金不要だが、特急並みの通過駅

この列車の特筆すべき特徴は複数ある。まず料金不要の快速列車でありながら、非常に通過駅の多い特急並みの列車であること、そして今では定期列車でほとんど走ることがないオール二階建て電車である215系を利用している列車であることの2つがあげられる。

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オール二階建てで展望が抜群

次にオール二階建て車両を利用している点について、この列車で利用している215系電車は現在では東海道線を朝と夜に走る通勤ライナーのみが定期列車で走っているが、本来は東海道線の快速アクティー用車両として、少しでも利用者の着席機会を増やし、サービス向上に努めるために導入された車両だ。

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残念ながら片側2扉で、10両固定で15両に増結できないこと、そして2階建かつオールクロスシート故にデッキ付近に人が溜まりやすい構造のため、東海道線の熾烈なラッシュには対応できず、遅延を頻発させる結果となり、東海道線の普通列車としては撤退することになってしまった。

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しかし、この構造は観光列車としては優れた特徴になる。座席の多さからの収容力ももちろんだが、2階部分からの眺めは風光明媚な山岳路線として知られる中央本線の景色を眺めるには最適である。

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そして中央本線を走る列車で2階建構造を持った車両もこのビューやまなし号が唯一だろう。2019年には中央快速線の車両に2階建グリーン車が導入されるそうだが、それでも大月止まりだ。

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ドアが開くのは発車15分前

この列車の特徴を頭に入れたら次は実際に乗ってみよう。列車は新宿駅12番線から発車する。列車の入線は発車20分前から、ドアが開き、乗車が可能になるのは、発車15分前からである。

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ここは一階席で、ドア脇に合計4ボックス存在する。

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これは2階席でやや視点が高いことがわかると思う。

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今日は3月の上旬という閑散期ということもあり、乗客は少なく、簡単に2階の席を確保できたが、4月の桜のシーズンにもなると、かなり早い段階から並ばないと、良い座席の確保は難しいだろう。JRの中の人いわく、最盛期には立ち客も出ることがあるらしい。

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9時2分、列車は定刻通り新宿駅を発車する。みるからに重そうな車体を持つ215系はその巨体を起こして、のっそりと速度を上げ始める。

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80km程度のスピードで、走行しながら列車は最初の停車駅の三鷹に到着する。1車両あたり10人程度の乗車があった。立川直前でノロノロ運転が発生、中央快速は明らかにキャパ不足で、せめて青梅・五日市線への分岐駅である立川まで複々線で建設すべきだったのだが今更感がある。

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立川・八王子・高尾では意外にも降りる客がいる。もちろん乗る客の方が多いのだが、単なる快速列車として利用している客もいるようだ。

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高尾を過ぎると中央線はトンネルと勾配の連続する山岳路線に変貌する。小仏峠に向かう旧甲州街道に沿って、列車は坂を一気に登って行く、最初の小さなトンネルは「湯の花トンネル」だ。「湯の花」というと温泉でもあるのかと思うが残念ながら存在しない。「猪鼻(いのはな)」が転じたものだとされているようだ。

次の長いトンネルが小仏トンネルで、これを超えると東京都を抜けて、一度神奈川県に入る。よく勘違いされるが中央本線は東京都から直接山梨県に入るわけではない。実際には、高尾の次の相模湖と藤野駅は神奈川県内に存在する。その次の上野原駅からが山梨県になる。快速線内のノロノロが嘘のように列車はトンネルと橋梁の連続する路線を高速で走り抜けて行く、100km程度だろうか?

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大月は富士山方面への乗り換え駅であるためか降車客が多かった。フジサン特急への乗り換えも便利な時間帯だ。ただし、後続のホリデー快速富士山を利用すれば乗り換えなしで、特別料金も不要で、古いとはいえ、特急用の車両を使用している。問題はビューやまなしよりも混雑していることが多いということだろうか?

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次は勝沼ぶどう郷に停車する。名前が表す通りにぶどうの名産地として中世から知られている場所だ。桜のシーズンには列車に乗りながら、南アルプスを背景にした桜並木を楽しむことができる。山岳の眺望を楽しむなら、空気が澄んで、山に残雪の残っている 寒い時期が良いだろう。ここでも一定の降車がある。

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勝沼ぶどう郷付近では甲府盆地を眼下に一望することができる。夜になれば夜景となる。あまり知られていないが鉄道に乗りながら夜景をみることのできる路線を知らない。他には姨捨ぐらいだろうか?

次の停車駅の塩山もワイナリー巡りなどの拠点に適している。甲府盆地は全体的に果樹の産地であるがブドウに限定すれば、この勝沼近辺が一番優れているとされている。 数人の降車があった。

石和温泉はその名が表す通りの温泉地の最寄駅である。ここでは結構な降車があった。

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次の甲府は山梨県の中心となる駅で、大半の客が降りてしまった。

室内はすっかり空いてしまい。身軽になった車両は韮崎に向かう。甲府から次の竜王までが列車が一番速度を出す区間になる。韮崎を出ると再び標高を上げ、八ヶ岳山麓の高原地帯を走行して行く、新府駅付近は春になれば八ヶ岳を背景に桃の花が咲き乱れる地だ。周辺には人家は少なく、桃の果樹園ばかりの土地だ。

この付近は鉄道写真の撮影地としても有名で、当然八ヶ岳を背景に入れるのが定番だ。

日野春では後続の特急の通過待ちのための運転停車がある。客扱いをしてもいいと思うのだが、アナウンスではホームの長さが足りない旨を説明していた。

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この近辺では釜無川をまたいだ反対側に甲斐駒ケ岳の威容を望むことができる。実は甲府付近からここまでの大半の区間でもみることができるが、このあたりから見るのが一番迫力がある。

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終点の小淵沢駅には定刻通り到着した。

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ほとんどの乗客が列車の前面写真を撮る。いかにもな人は少なく親子連れや観光客が大半だ。

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ここの駅そばで昼食としたいのだが、結構な行列になっており、列に並び始めてから実際に食べるまで15分もかかってしまった。

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今回は次の列車まで40分程度あったので大丈夫だったが。

あとで調べてみたら某グルメレビューサイトで良い評価がされていた。閑散期の3月でさえこの混雑なのでシーズンには大混雑が予想されるので注意されたし