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【違法?】質屋アプリ CASH が法律的にかなりヤバい線を突いているので、その問題点を指摘したい

実質的な質屋アプリ CASH

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ユーザーは手元にある商品の写真を撮影して、「キャッシュにする」ボタンを押すだけで一瞬に現金を手にすることできる

このように写真を撮ると

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現金化!!なお写真は確認していない模様

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あくまでCASHは、商品の買取を行っているだけ

「キャッシュにする」ボタンを押して、口座に入金があった時点で所有権がCASH側に移転

実際に商品を送るまでは2ヶ月の猶予があるという解釈だそうです。

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15%の金利?はあくまでキャンセル手数料の名目

商品の15%の手数料とは法外な気もしますが、これもあくまで「キャンセル料」です(笑)

これによって、貸金業法、質屋営業法を回避している

弁護士のお墨付きとのこと

なおCASHの顧問弁護士は「森・濱田松本法律事務所」

貸金業法には当然該当しない

参考1:貸金業法

第二条  この法律において「貸金業」とは、金銭の貸付け又は金銭の貸借の媒介(手形の割引、売渡担保その他これらに類する方法によつてする金銭の交付又は当該方法によつてする金銭の授受の媒介を含む。以下これらを総称して単に「貸付け」という。)で業として行うものをいう。ただし、次に掲げるものを除く。

(登録) 第三条  貸金業を営もうとする者は、二以上の都道府県の区域内に営業所又は事務所を設置してその事業を営もうとする場合にあつては内閣総理大臣の、一の都道府県の区域内にのみ営業所又は事務所を設置してその事業を営もうとする場合にあつては当該営業所又は事務所の所在地を管轄する都道府県知事の登録を受けなければならない。

貸金業法

このサービスは実質的には質屋に近いが、ポイントは写真を撮影して、「キャッシュ」にするという時点で、すでに所有権がCASH側に移転しているということ、つまり借り手の商品を買い取っているだけ、一方で質屋はあくまで借り手の財産を担保に金を貸しているので、この場合も質屋営業法には該当しない。

参考2:質屋営業法

第一条  この法律において「質屋営業」とは、物品(有価証券を含む。第二十二条を除き、以下同じ。)を質に取り、流質期限までに当該質物で担保される債権の弁済を受けないときは、当該質物をもつてその弁済に充てる約款を附して、金銭を貸し付ける営業をいう。

(質屋営業の許可) 第二条  質屋になろうとする者は、内閣府令で定める手続により、営業所ごとに、その所在地を管轄する都道府県公安委員会(以下「公安委員会」という。)の許可を受けなければならない。

(無許可営業の禁止) 第五条  質屋でない者は、質屋営業を営んではならない。

(確認及び申告) 第十三条  質屋は、物品を質に取ろうとするときは、内閣府令で定める方法により、質置主の住所、氏名、職業及び年令を確認しなければならない。不正品の疑がある場合においては、直ちに警察官にその旨を申告しなければならない。

第三十六条  質屋に対する出資の受入れ、預り金及び金利等の取締りに関する法律 (昭和二十九年法律第百九十五号)第五条第二項 の規定の適用については、同項 中「二十パーセント」とあるのは、「百九・五パーセント(二月二十九日を含む一年については年百九・八パーセントとし、一日当たりについては〇・三パーセントとする。)」と、同法第五条の四第一項 中「貸付け又は保証の期間が十五日未満であるときは、これを十五日として利息又は保証料の計算をするものとする。」とあるのは、「月の初日から末日までの期間(当該期間の日数は、その月の暦日の数にかかわらず、三十日とする。)を一期として利息を計算するものとする。この場合において、貸付けの期間が一期に満たないときは一期とし、二以上の月にわたるときは、そのわたる月の数を期の数とする。」とする。

質屋営業法

実際に、CASHの運営は古物商の許可を取得している

「やっていることはあくまで古物の流通です。なので古物商の免許(古物商許可)は持っていますが、貸金業や質屋業(質屋営業許可)などの免許は取得していません。15%の手数料は本来古物流通で得られるはずだった買取による機会損失を補填するためのキャンセル料として頂いています」(光本氏)。

thebridge.jp

やっぱり法律的には、かなり「グレー」なのでは?

個人的には新しいサービスには基本的には好意的でいたいのですが、結構ヤバいラインを突いているな・・

という印象でした。

まあUberを始め、ベンチャーには法律や規制よりも優先すべき「スピード感」が求められるということなのでしょうか?

関連:

www.utali.io