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人には触れられたくない過去があるという事実と思い遣りの大切さについて考える

一時期ハマって過去作品をすべて見た作品に倉本聰の「北の国から」がある。そこで今でもエモいエピソードが純の恋人だった「小沼シュウ」についての話だ。

北の国から 95 秘密 [DVD]

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シュウは上砂川の炭鉱夫の娘で、ひょんなきっかけから、純と出会い交際することになる。一時期東京で働いていたことがあるという共通点から、意気投合したようだった。しかし交際を続けていくうちにある「噂」を耳にするようになる。

それはシュウが過去にAVに出演していたという噂である*1

最初は信じなかった純も、結局好奇心か怖いもの見たさかビデオを見つけ出し、それが事実であるということを確認してしまう。

これを本人に問い詰めると、話の背景が明らかになる。一人で上京して金銭的に行き詰まっていたシュウは、割りのいい仕事があるという話に騙され、撮影を強制されたという話だ。*1

いろいろ紆余曲折はあったけど、結局これがきっかけとなって二人の関係は終わってしまうというストーリでエモかった記憶がある。

この物語を見て思ったのは、事の重大さ大小はあるにせよ、人には触れられたくない過去があるという事だなぁ。ということと、その事実に触れた時、周りの人間がどのような態度を取るかによって、そいつの人間性が試されるものなんだろうということだ。

結局「北の国から」では純は彼女を信じきることができずに、彼女との関係を終わらせてしまったわけだけど。

この物語の「AV出演」のように、人は思わぬきっかけで十字架を背負ってしまうことがある。それは本人に責任がある場合もあれば、そうでないこともある。運命のいたずらが、悪魔の気まぐれで、人に足枷をはめてしまう。

たとえどんな過去があったにせよ、現在の彼、あるいは彼女の人間性と人となりを見て、そいつを評価してやるのが大事なんじゃないだろうか?

あいつは昔こんな悪いことをしていた。こんなに痛いことをしていたと言って、相手の人間性を否定してしまうよりも、それをきっかけにどれだけ人間性を成長させたかを見てやるべきではないだろうか?

過去を知っただけで彼、あるいは彼女を見限ってしまう人間は、所詮はあなたをうまいこと利用してやろうと考えていた人間なんだから。

僕は「それでもあなたを信じるよ」、「だからなんだよ、そんなのどうでもいいじゃないか」と言ってやりたい。

人間は長い人生の過程で必ず失敗を犯すものだ。もちろん個々のエピソードや事の重大さについては大きな違いがある。

「あなたがたの中で罪を犯したことのない者が、まず、この女に石を投げなさい」

という聖書の言葉があるが、無条件で他人の罪を問い詰めることができる聖人君主のような人間が、世の中にどれだけいるのだろうか?

少なくとも自分には他人を責める資格があるとは思わない。

[1] - そういえば、宮沢りえもSanta Feで10代にも関わらずヌード写真集を公開してたけど、りえママに強制されたんだろうなと思っている。

紙の月

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