UTALI

みんなの役に立つ情報をどんどん公開していきます

ルペン氏の勝利はフランス経済にダメージを与える | 天才経済学者 ポール・クルーグマン氏 が語る

f:id:mochizuki_p:20170425232555p:plain

フランス大統領選の第一回投票に勝利、第二回投票で、中道のマクロン氏と大統領の座を争う形となった極右政党・国民戦線のマリーヌ・ルペン氏の主要な経済政策は、EUを離脱して自国通貨のフランを復活させるという過激なものです。

この政策について、ノーベル経済学賞受賞者のポール・クルーグマン教授が苦言を呈しています。

最初に自国通貨を持たないことによって国の誇りが奪われ、経済の主導権を失っているとの(フランス国内の)保守派の主張を、偏っていると批判し、むしろ(ユーロ導入後の)1999年頃からフランス経済は好調であると指摘しました。失業率は高く見えるものの、働き盛りの世代(25〜54歳)に限ればアメリカよりも失業率は低いとしています。

また、失業率の高さゆえに生産性が若干アメリカより低いものの、基本的には技術的フロンティアの水準にあるとしています。

また、フランスは低いインフレ率ゆえに潜在成長率も低い水準で推移しているものの、フランスはギリシャのように自国通貨を再導入しなければならないほどの状況になく、むしろその移行コストの方がはるかに大きいとしています。

そして、保守派はフランス経済を不当に低く評価しており、反EUを掲げるルペン氏の政策は望ましくないとしています。

The French, Ourselves - The New York Times