読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

UTALI

書き溜めておいた技術記事や旅行記のバックアップです。

オープンソースはなぜ重要なのか? - フリーソフト運動の指導者が語る

21世紀の現代にはもはやインターネットは必要不可欠な存在です。そしてそのインターネットを支える重要な役割を果たしているのは、有志たちがボランティアで作成したオープンソースのソフトウェアです。

例を挙げれば、インターネットを支えるWebサーバーがあります。Webサーバーはユーザーのリクエストに応じてコンテンツを配信する重要な役割があります。世界上のWebサーバーの大半はオープンソースのソフトウェアによって動作しているのです。

そんなオープンソースの重要性について、まだ、一般にインターネットが普及していない1970年代からオープンソース運動に関わっていたリチャード・ストールマン氏が語っていました。

f:id:mochizuki_p:20170222191501j:plain

今回はその概要について説明します。

最初に、オープンソースという言葉について説明します。オープンは公開された。ソースとはプログラムのコードのことです。つまり、オープンソースとは、誰でもプログラムの中身を見ることができるということになります。

なぜこのことが重要なのでしょうか?

人がプログラムを学習するのは実際に動作するプログラムのソースを見るのが一番です。しかし、大企業の開発したプログラムはそうではありません。例えば、マイクロソフトの開発したOSであるWindowsのソースコードを見ることは普通の人には不可能です。

f:id:mochizuki_p:20170421154516p:plain

しかし、オープンソースのOSであるLinuxはそうではありません。実際に才能ある学生であれば、Linuxのソースコードを解読していき、OSの仕組みを理解することができるでしょう。

さらに既存のオープンソースを改変して、それを改良したり、組み合わせたりして、新しいソフトウェアを作ることも可能になります。

最も重要なのはユーザーがソフトウェアを完全にコントロールすることができるということです。ソースコードを見ることができない場合、悪意のある人間や企業が、勝手にユーザーの情報を不正に取得したり、盗聴、監視するための機能を密かに仕込まれる危険性があります。

f:id:mochizuki_p:20170421154625p:plain

そうでないにしても、ソースコードを見ることができないために、オープンソースであればすぐに発見されるレベルのバグによってユーザーのプライバシーが危険に晒されることがあります。

f:id:mochizuki_p:20170421154619p:plain

実際にアメリカのNSAはWindowsの脆弱性を利用して、憲法に反して通信を不正に傍受して、国民を監視していました。

f:id:mochizuki_p:20170421154552p:plain

ある意味で、プロプリエタリなソフトはマルウェアであるのです。

f:id:mochizuki_p:20170421154706p:plain

オープンソースに参加するのは簡単です。一定以上のプログラミングの技能と基本的なエチケットを弁えていれば、誰でも好きなプロジェクトに参加して、貢献することができます。

さあ!不自由なプロプリエタリなソフトを捨てて、自由なオープンソースのユートピアに旅立ちましょう!

f:id:mochizuki_p:20170421154724p:plain

オープンソースの利点は明らかではありますが、その普及には複数の障害があります。それはプロプリエタリなソフトを販売している企業の存在です。彼らは多額の資金を使って、学校教育の現場にプロプリエタリなOSを導入したりします。

f:id:mochizuki_p:20170421154733p:plain

ソースコードを見ることができない不自由なソフトウェアが、将来の優れたソフトウェア開発者の養成に向いているとは言えないでしょう。

f:id:mochizuki_p:20170421154742p:plain

IT教育にはオープンソースを利用するように働きかけるべきです。

f:id:mochizuki_p:20170421154813p:plain

私たちはオープンソースの普及とソフトウェアの自由の実現に向けてさらなる努力を重ねる必要があります。