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望月いちろうのREADME.md

書き溜めておいた技術記事や旅行記のバックアップです。

スティーブ・ジョブズは悪の天才、騙されてはいけない

リチャード・ストールマン

スティーブ・ジョブズと言えば、天才的起業家の代名詞として多くの人の支持を集めています。

しかし、フリーソフトウェア運動の指導者であるリチャード・ストールマンはそうは思っていないようです。

それどころか彼は世界中の人々を騙した「悪の天才」であると断言しているのです。

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ストールマンはスティーブ・ジョブズを名指しして、このようなコメントを残しています。

He is evil genius, He did harm to the world because he convinced people to rush stores saying “put the handcuffs on me please” and that is extremely harmful. that’s what we fight against.

奴は悪の天才だ。奴は世界にとって害をなす存在だった。なぜなら奴は人々をアップルストアに誘導して、進んで手錠を掛けさせるように仕向けたんだ。これは極めて有害なことで、僕が戦ってきたことなんだ。

これだけ言っても多くの人には何のことだか分からないと思います。

なぜストールマンはスティーブ・ジョブズに対して死人に鞭打つような形で、このような悪辣な言葉を投げかけるのでしょうか?

それはアップルコンピュータの発売する製品であるiPhoneやiPadがユーザーが使用できる機能に大きな制限を掛けていることがあります。

iPhoneを使用したことのある方ならお分かりと思いますが、iPhoneを始めとするアップルの製品の多くは、ユーザーが自由にソフトウェアをインストールすることができないという特徴があります。ユーザーはアップルの管理するApple Storeを通じてのみ、アップルが許可したアプリをインストールすることを許されます。

しかし、このことはフリーソフトウェア運動の信奉者からしたら耐えられないことです。彼らは自分の好きなソフトウェアを、自分のコンピュータに自由にインストールすることが、基本的人権の一つだと信じています。

実際に彼らは自分自身のコミュニティ内でフリーソフトを数多く作成し、人々にそれを使ってもらうように日々努力しているのです。

Steve Jobs figured out how to build computers that were prisons and jails for the user and how to make them stylish and chic.

スティーブ・ジョブズはおしゃれでシックに見える一方で、実際には監獄のようなコンピュータを作り、人々が進んでそれを使うように仕向ける方法を考案したんだ。

実際にアップルの数々の経営戦略は彼らの価値観と真正面に対立するものばかりです。リチャード・ストールマンは「Appleを使ってはいけない理由」として複数の事実を挙げています。

Reasons not to use Apple

特に物議を醸したのはスティーブ・ジョブズが2011年10月5日、膵臓癌で亡くなった時に残したコメントです。

Steve Jobs, the pioneer of the computer as a jail made cool, designed to sever fools from their freedom, has died. As Chicago Mayor Harold Washington said of the corrupt former Mayor Daley, “I’m not glad he’s dead, but I’m glad he’s gone.” Nobody deserves to have to die - not Jobs, not Mr. Bill, not even people guilty of bigger evils than theirs. But we all deserve the end of Jobs' malign influence on people’s computing. Unfortunately, that influence continues despite his absence. We can only hope his successors, as they attempt to carry on his legacy, will be less effective.

スティーブ・ジョブズ、馬鹿どもが自ら進んで自由を放棄する監獄のようなコンピューターの先駆者が、死んだ。

かつてのシカゴ市の市長の ハロルド・ワシントン が腐敗した前市長 ダレイ を指して言った言葉に"私は彼が死んで嬉しいわけではないが、彼がいなくなって嬉しい" がある。

誰も死ななければならないということはない。ジョブズやビル・ゲイツ、彼ら以上の悪事をなした人々もそうだ。 しかし、私たちは、ジョブズが残した人々のコンピュータの利用についての悪影響を終わらせる責任があるだろう。 不幸なことに、彼が死んでも影響は世の中に残り続けるだろう。私たちが望むのは、彼の遺産を継ぐ後継者がそれほど有能でないことだ。

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僕自身はスティーブ・ジョブズは偉人であると思っていますし、アップルの製品が大好きです。また、Linuxを始めとするフリーソフトも大好きなので、複雑な心境です・・