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書き溜めておいた技術記事や旅行記のバックアップです。

木次線の観光列車 奥出雲おろち号 に乗ってきた - 地元のグルメも!

島根県東部の宍道(しんじ)駅から広島県の山奥にある備後落合駅を結ぶ「木次線」は全国でも屈指のローカル線として知られます。

特に末端の出雲横田〜備後落合間は一日に4往復の列車のみが走っています。

そしてその区間には全国でも唯一の三段スイッチバックがあり、列車は2度折り返して165mの高低差を登ります。

この木次線を走り、今では島根県を代表する観光名物の一つになっているのがトロッコ列車の「奥出雲おろち号」です。

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土・平日は木次〜備後落合駅のみの運転ですが、休日は出雲市駅から出発します。

おろち号の乗車には乗車券のほかに指定席券が必要です。事前にみどりの窓口か旅行会社で入手しましょう。

今回は出雲市始発のおろち号に乗車します。出雲市駅です。

臨時に乗り入れるおろち号は8時45分発です。

2両編成で、ディーゼル機関車に牽引されて走ります。

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前一両がトロッコ車両で、後ろは控え車で、悪天候時にはこの車両に避難します。

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実質1両編成というわけです。トロッコ車両の椅子は木でできています。長く乗っていると腰が痛くなるかもしれません。

そんなときは控え車のリクライニングシートで休めばいいでしょう。

宍道駅までは山陰本線を走ります。

途中特急に抜かされたりしながら宍道駅に到着、ここで乗り込んでくる客は少なく大半は出雲市駅から乗車のようです。

ここからは木次線に入ります。

列車はノロノロと登り勾配を走っていきます。

沿線の風景はのどかなものですが、特徴的なのは家屋の瓦屋根の色です。

ほとんどの家の瓦は特徴的な赤色をしています。これは島根県特産の石州瓦を使用しているためです。

途中の駅からは地元の方が乗り込んできて、地元の名産品をつかった食品を販売します。

仁多牛弁当なるものを購入しました。仁多牛とは地元産の黒毛和牛です。

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このあたりは美味しい米の名産地として有名で、地元産のブランド米「仁多米」は「特A」の格付けを取得するコシヒカリの栽培適地です。

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ですからこの弁当も当然美味しかったです。結構甘めの味付けでした。

ほかにも焼き鳥を購入!これも美味しかった。

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この「亀嵩駅」は松本清張の小説「砂の器」で一躍有名になった駅です。

また、この駅の名物である奥出雲そばは、前もって電話で予約すれば、列車到着に合わせてホームで受け取ることも可能

出雲横田駅の次は、出雲坂根駅に到着です。

この駅でしばらく停車し、その間地元の人の出店する屋台で買い物を楽しむことができます。周辺で収穫された野菜や 米などの農作物の直売のほか、焼き鳥の屋台が人気でした。

ホームの片隅に延命水と呼ばれる湧き水があります。この駅を出るとこの列車のクライマックスである三段スイッチバックを登ります。今までの進行方向から一旦後ろに進み、ふたたび前に進みます。すごい高低差です。

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急勾配を上るため、つぎの三井野原駅までは22分もかかります。途中では国道314号の奥出雲おろちループを臨みます。

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閑散ローカル線である木次線が存続したのはこの区間の平行道路が未整備だった故ですが、この道路の整備によってこの区間の存在意義は消滅したはずです。

しかし現状では木次線の廃止計画はありません。

三井野原駅を過ぎてしばらくすると終点の備後落合に到着します。

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おろち号をすぐに折り返しますが、広島・岡山方面に向かう場合はしばらく待つことになります。

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誰もいなくなった備後落合駅

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