UTALI

みんなの役に立つ情報をどんどん公開していきます

予土線の観光列車 しまんトロッコ に乗ってきた【新幹線も走る?】

f:id:mochizuki_p:20161229115711j:plain

本物のトロッコに揺られながら四万十川を眺める

トロッコ列車を観光の売りにしている鉄道会社は多いと思いますが、全国津々浦々を見てみてもここほど本物らしいトロッコを使っている路線はないと思います。高知県西部の窪川駅から愛媛の宇和島駅までの間のJR四国の予土線(別名「しまんとグリーンライン」)を走る「しまんトロッコ号」です。なぜこのトロッコが一番トロッコらしいと言えるのでしょうか?

1.死ぬほど揺れる

各地にあるトロッコ号はたいてい乗客を乗せることを前提にして作られており、乗り心地にも気を使って設計されています。そのため、それほど揺れることがなく、せいぜい大きく開け放たれた開口部から吹き込んでくる風を感じることでしか、普通の列車との違いが感じられないと思います。

しかし、この「しまんトロッコ号」は信じられないほど揺れます。

f:id:mochizuki_p:20161229115649j:plain

レールの繋ぎ目を通るごとに、「ドンドン」と激しい振動に襲われ、ワイルドな乗り心地を楽しむことができるのです。

それもそのはず、この「しまんトロッコ号」は、全国で唯一、古い貨物列車に椅子とテーブルをつけただけの車両を使っているのです。

鉄道マニアの方であれば、わかると思いますが、旧国鉄の「トラ45000型」を改造したものなのです。

f:id:mochizuki_p:20161229115710j:plain

二軸貨車に乗ることができるのも全国でここだけだと思います。

f:id:mochizuki_p:20161229115712j:plain

2. 四万十川の景色が綺麗

f:id:mochizuki_p:20161229115657j:plain

地図をみてもらえばわかると思います。

この予土線は激しく蛇行する四万十川に沿って走っており、そのため何度もトンネルや鉄橋を通り、そのたびに変わる風景美を楽しむことができるのです。

また眼下に望む四万十川には、今では全国的に希少になった沈下橋(洪水の時に沈むことを前提にして、欄干が設置していない簡易的な橋)が数多く残っています。

f:id:mochizuki_p:20161229115654j:plain

それに加え四万十川は「日本最後の清流」と称されるように、護岸工事やダムなどの開発がほとんど行われていません。

この日本の原風景とも言える景色を眺めながら旅行ができるのもこのトロッコの魅力の一つです。

それではこのしまんとトロッコに乗ってみましょう。

このしまんトロッコに乗車するには乗車券のほかに指定席券が必要です。事前にみどりの窓口などで入手しましょう。

今回は宇和島行きの列車に乗ります。高知方面から利用する場合は窪川12:49分着の南風3号を利用することになりますが、この場合1時間半近く待つことになります。

駅前を散策して時間を潰しましょう。しまんトロッコの出発は14:14分です。

さて30分ほど前に列車が入線。

2015年に工業デザイナーの水戸岡鋭治氏の監修で、トロッコはリニューアルされました。

昔はもっと素朴なデザインだったそうです。本日は気候の関係でビニールが被せられていました。残念です。

f:id:mochizuki_p:20161229115647j:plain

本日はすべてのテーブルが埋まるほどで比較的混雑していました。

f:id:mochizuki_p:20161229115648j:plain

若井駅までは土佐くろしお鉄道の線路を走るのであまり揺れません。

f:id:mochizuki_p:20161229115657j:plain

ポイントを渡って予土線に入ると本格的なトロッコ区間に入ります。

f:id:mochizuki_p:20161229115652j:plain

トンネルと鉄橋が連続し、振動もすごい。

安全のためスピードは低く時速30km程度で走行

f:id:mochizuki_p:20161229115651j:plain

のろのろと走ります。トロッコには地元の観光ボランティアの方が乗り込み、沿線の案内をしていただけます。

眼下に望む四万十川には数々の沈下橋が目立ちます。

f:id:mochizuki_p:20161229115653j:plain

f:id:mochizuki_p:20161229115701j:plain

途中通過するこの駅の名前は半家(はげ)

f:id:mochizuki_p:20161229115705j:plain

珍駅名として知られます。トロッコ区間は1時間半ほどですが、非常に短く感じられます。

f:id:mochizuki_p:20161229115707j:plain

江川崎駅から先はトロッコから降りて、牽引車として連結してあるディーゼルカーに乗り換えます。

f:id:mochizuki_p:20161229115716j:plain

この先は四万十川から離れ、のどかな田園地帯をのんびりと走ります。

途中では新幹線?と行き違いも・・

f:id:mochizuki_p:20161229115714j:plain

f:id:mochizuki_p:20161229115715j:plain

一時間ほどで宇和島駅に到着です。

f:id:mochizuki_p:20161229115717j:plain