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望月いちろうのREADME.md

書き溜めておいた技術記事や旅行記のバックアップです。

青春18きっぷで三江線に乗る

旅行記

朝焼けの京都駅、ここから旅が始まる。

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仕事もひと段落して、遅い夏休み代わりに青春18きっぷで山陰への小旅行を思いつく、特にこだわりがあるわけではないが、出雲大社にも一度行ってみたかったし、来年10月で廃止になる三江線にも乗ってみたいと考えていたからだ。三江線の乗りつぶしは少々厄介だ。車窓が楽しめる時間帯の列車は朝の1本程度しかなく、その列車に乗るには江津か三次に前日に宿泊する必要がある。今回は江津に宿泊するつもりだ。

さて旅の初めであるが、早朝はJR西日本ご自慢の新快速が走っていないのでフラストレーションを感じながら、遅い快速で姫路まで向かう。休日だというのにワイシャツ姿のサラリーマンが多い。結局姫路まで立ち客が出るような混雑具合だった。

姫路で定番の駅そばを食べる

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この駅そばの特徴はかんすいを使ったラーメンのようなツルツルした麺だ。一応姫路の名物の一つに数えられるらしい。

そして後続の新快速で相生に向かう。18きっぷ旅行者と思しき人々で混雑していた。そして悪い予感が的中する。

 

大混雑の県境区間

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相生では大半の客が岡山行きの列車に乗り換える。つまり12両の新快速の乗客の大半が7両の列車に乗り換えるのだ。当然ギュウギュウの満員である。自転車を持ち込んでいる客も多いので混雑に拍車をかける。余談だが、青春18きっぷの旅行者は中高年が多い、7〜8割くらいを占めるだろうか?もう青春でも18でもない。

18切符の利用者層もここ数年で様変わりしたように感じる。10年ぐらい前ならば18きっぷは、知る人ぞ知る。といった感じでほとんど鉄道マニアだけが利用している状態だったが、最近はいわゆるリア充な若者の間でも旅費を節約する手段としてずいぶん有名になってようだ。10代・20代の女性グループが18きっぷを片手に小旅行を楽しんでいる姿も散見される。ほんの昔は「いかにも」な感じのひとばかりだったのになあ。

幸いながら岡山には1時間もかからない。大半の客はそのまま広島方面に乗り換えるようだ。ちなみに、自分のちかくにいた若い女性グループは自転車でしまなみ海道を走破する予定らしい。

ところで岡山では桃太郎線なる路線を初めて知った。岡山が自分の県をアピールするときの定番は桃太郎だ。もちろんあのおとぎ話の通りではないが、古代の瀬戸内海では海賊が島々を根城に暴れまわっており、しばしば沿岸は略奪の被害にあっていたらしい。このことを考えると桃太郎の話は瀬戸内海を荒らし回る海賊の本拠地に乗り込んで、悪党を退治した英雄がいて、その逸話をベースに発展したと考えることもできる。もちろん自分は歴史について詳しく調べたわけでもないので、厳しいツッコミはご勘弁ください。

今日のメインは伯備線の県境区間を普通で走破することだ。伯備線の岡山と鳥取の県境を越える普通列車は一日8往復程度しかない。一方でこの区間を越える特急は15往復以上もある。なぜなら県境にはほとんど人が住んでいないからだ

岡山県で最後の大きな街、新見を出ると、布原駅で対向の特急やくもを通すために運転停車を行う。

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この駅は伯備線の駅でありながら停車するのは途中の備中神代で芸備線に向かう3往復のディーゼルカーのみだ。どうせ止まるのなら客扱いをすればいいのにと思う。

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県境区間は独特の風情がある。川に沿ったS字カーブに鉄橋・トンネルの連続だ。勾配もきつい。電車が導入される前は蒸気機関車を3両もつなげてやっと列車を通していた。そんな急勾配の峠を2両編成の電車はやすやすと越えていく。

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上石見からは鳥取県に入る。なんとなく雰囲気が山陽から山陰に変わったという感じに変わる。

列車は日野川に沿って急激に標高を落とし、鳥取県西部の中心都市・米子に到着する。

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しばらく時間が空くので駅2階の食堂で地元産のイカを使用した定食を食べる。

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イカの肝と醤油を混ぜたタレでイカの切り身を漬けた地元の名物だが、なかなか濃厚でコクのあるご飯が足りなくなる味わいだ。これで770円は安い。しかしヅケというのは経営的にみれば優れた商材のように思える。天候に漁獲高が左右されやすく、価格も不安定な海産物をメニューとして提供するのは難しいが、ヅケにすれば日持ちがするので、安い時にまとめて仕込んでおけば原価も低く抑えることでき、売れ残りの心配もしなくてすむ。

都合よく出雲市行きの列車が来たので乗車する。

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席が全部埋まる程度の混雑だった。出雲市駅について、ホテルに向かう。えきからはずいぶん離れた場所にあったが、後で確認したら路線バスが目の前を通っていた。

 

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